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2004/08/29
2004 XTERRA Japan Scramble
廣田直文さんの大会レポート |
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スクランブルのエントリー者数は約50名、その内半分は昨日のエクステラ・チャンピオンシップにWエントリーしたバカ者!(シラトタロウ氏談)ということは、ライトにエントリーした小心者の私は小馬鹿?者ですが、スクランブルについて、ランニング経験の浅いレベルの視点で、レポートさせて頂ます。
当日の天候は、台風16号の影響もあり、昨日と同様、曇の中、つまり霧の中を走ることとなりました。しかし、風下となる丸沼周辺は風が弱いものの、8月の下旬とはいえ標高1,400mの丸沼の気温は、20度を若干上回る程度でした。残念ながら、山頂部のデータはありませんが、風雨をまともに受ける山頂部の体感気温がどの程度だったのでしょうか?スタート前に、どのような服装にするか迷いました。完走!そしてエンジョイ・ランを優先させるランナーの方は、ある程度の気象変化に対応できる装備が必要と思います。私は、白根山山頂付近での風雨をまともに受けていた時は、多少なりとも服装で後悔することとなりました。しかし、Tシャツ1枚で走りきった登山系の強者もいらっしゃいましたが…(凄すぎ!)。
☆コース概要☆
スタート地点〜
スタート地点の環湖荘前から丸沼湖に沿って国道までの舗装路を2km程度走り、国道の途中から丸沼高原スキー場に向かう、幻想的なトレールが始まります。このトレールは、送電線の鉄塔の点検用に造られた道のようですが、鉄塔の下を通りながら、時には「風の谷のナウシカ」に出てくるような、苔が深く生い茂る中を走ります。
丸沼高原スキー場〜
丸沼高原スキー場のゲレンデを駆け上がると、再度、国道を菅沼に向けて5?程、舗装路を走ります。日光方面から降りてくる車とすれ違い、霧の中を走ってくる我々がどのように写っていたのか、多少なりとも気になりましたが、菅沼までは単調な上り坂が続きます。菅沼が左手に見えると、菅沼登山口までは緩やかな下り坂で、脚休めとなります。
菅沼登山口〜
菅沼登山口から弥陀沼までは、高低差約500mの登山道を登ります。登山口から約1?は、見通しの良い木立の中を緩やかに登るトレールですが、その先は、木立の隙間を抜けながら、時には大きな岩の上に一歩一歩足を乗せて登るような所もありました。このような状況では、なかなかペースを維持することが困難で、富士登山競争に出る人たちは、クレージーだと思いながら登っていると、ようやく弥陀沼に到着することができました。個人的には、この区間が最も辛い区間でした。
弥陀沼〜
弥陀沼から五色沼の間のトレールは、視界が開け、根が張った急斜面を100m程下るものの、水面を覗き込むと、水辺の美しさに弥陀沼までの疲れを一気に忘れさせてくれます。この辺りになると樹木が減り始め、突如、火山礫で覆われたむき出しの白根山頂登坂が始まります。
山頂部付近〜
山頂部は、これまでの静穏な大気から一転して風雨も激しく、横殴りの雨と白霧の世界に、肉体的苦痛よりも、このまま登っても大丈夫なのだろうかと、不安と恐怖心を抱いていました。ルートは、時には両手を着きながら左右に身体を切り返して登ります。山頂で記念撮影と考えてカメラを携行していましたが、風が強く脚を止めるのが怖いくらい身体が冷え始めていたので、この寒い中、ひたすら我々を道続けていたスタッフに番号を告げて、そのまま通過することにしました。下山ルートに入り数百メートルほど富士山の須走のような路面を下ると、木々に覆われたトレールとなります。ここからは、今までの寒さが嘘のように、風は木々で遮られ暖かく感じました。しかし、このような天気の中、走るバカ者以外に、中高年の登山ツアーの御一行様が、多数登っていらっしゃいますので、山登りのマナーの遵守を忘れずに!
山頂部〜
山頂から六地蔵まで600m程一気に下りますが、路面の状況は登りのルートより良好で、気持ち良く走ることができます。しかし、調子良く下り斜面を走っていると、トレールに横たわる木に頭を思いっきりぶつけてしまい、昼間の星を見てしまうことに(キラキラ)。下を潜れると思いきや、目測が甘かったようです。身長が180cmを越える方は、注意が必要です。
六地蔵〜
六地蔵から不動尊を通過し、このレースで最大の難所となった激斜面の手前で、コース・ディレクターの佐藤さんが待機されていました。ここからスキー場までの激斜面を一気に、滑る?下るのですが、霧が濃く10m先が全く見えない状況に不安を感じながら、雨で濡れた最大傾斜45°以上の斜面は、ストックで身体を支えても、靴が滑り、停止しておくことも困難なほどでした。また、人が立ち居らない斜面であるが故に、鹿糞地雷が一面に散乱し、その地雷を踏まないように、ましてやその上で転ばないように細心の注意を払いながら、一歩一歩脚を進めて行く必要がありました。
丸沼高原スキー場付近〜
激斜面を下り終えると、丸沼高原スキー場のゲレンデを一気に駆け下ります。再度、往路で通ったトレールに入り、途中から別のトレールを通って大尻沼に向かいます。この区間は、ジェット・コースターのように、一気に降りた後に繰り返すアップダウンをAリズム良く走ることができます。 トレールを抜け国道を僅かに上ったところで最後の給水を済ませると、大尻沼と丸沼に沿って延びる約3km程度のトレールを走ります。これまた小刻みにアップダウンを繰り返すトレールで、丸沼に向けて僅かばかり上り調子のため、元気な脚の状態ならば快適に走れるようなトレールですが、流石に疲労が蓄積した状態では、チョットした登りに出くわすと、思わず脚が止まってしまいます。特に、大尻沼と丸沼を分ける小さな峠は、予想外で駄目押しとなりました。また、所々路肩が軟弱で脚を踏み外し易いと所もありますので、注意が必要です。
ゴール付近〜
最後は丸沼に沿って進むと、徐々に聞こえてくる大会会場のアナウンスと、木立の隙間から見える環湖荘(大会会場)からエネルギーを再充電されてゴールを目指し、木立の中のトレールを抜け出して、丸沼の湖岸の砂地を走りゴールとなります。
最後に、ある行動食品メーカーの関連HPに、大会終了後のコース場に摂取し終わった包みが散乱していた事についての御指摘メールが掲載されていました。私も、途中2つの包みを見つけ、その内一つは拾ってきましたが、一般の登山客の方が食べないような種類の包みが、コース場に散乱していると、大会開催についてのクレームとして上がってくることが懸念されます。自然の造形美の中を走るこのようなレースは、少なくとも走ることですら自然が壊れているかもしれません。自然を活用して行われるレースを、今後とも大切に反映させるためにも、最低限のゴミの問題だけは、ボランティア・スタッフのお世話になることなく、レース参加者の責任として、レース中に摂取した物の包み類は、ゴールまで落とすことがないように、参加者全員で努力しましょう。
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