10月28日、私は念願のXTERRA World Championshipのスタート地点に立つことができた。
アメリカ国歌が流れたスタート付近は空には空撮用のヘリが飛び、朝日で光る海の浪打ち際には
スタートの号砲を待つプロのメンバが先頭占め、それに続くエイジグルーパーが続いて並んでいる。
私は初参加でもありバトルを避けるために後方それも選手の最後尾あたりでその時を待った。
XTERRA JAPANが奥日光丸沼で開催されるようになって今年で4年、会場ではスタッフの誰もが
「楽しんでください!」と声をかけてくれる。しかしながら私の丸沼は毎年何かが起こる。 水温の低い丸沼のスイムは急に苦しくなり半分を平泳ぎしたり、サドルのネジが緩みがたついて集中できなくなったり、転倒や足の痙攣など茶飯事。去年は腰を痛めレース後はランニングすらができない始末,,,こんな状況でレースを楽しむ?なんてできるわけがない!?と思っても毎年、毎年出たくなる。そして丸沼で話題にあがるのはマウイの事、XTERRAを知り、XTERRAを経験し、そして苦しみ、タフなコースに痛みつけられても誰もがマウイに行きたいと思うはず。
そんな私も今年はそれが実現
したのだ。
今年は仕事が忙しく夏休みを取得できてなく休み易かった事もあり早めに現地へ入った。 マウイ島など当然初めていく場所で右も左もわからない。動向したメンバーが2回目であった事もあり頼ってしまった。マウイ・カフルイ空港からメイン会場のマウイプリンスまでシャトル便で移動、会場はすばらしいリゾート地、会場近くのゴルフ場のコース際に道路に面して「WELLCOMETO XTERRA World Championship」の「横断幕」嬉しい歓迎だ。それに会場のホテルはXTERRAの「のぼり」や「横断幕」だらけ。もう最高の雰囲気!やっとここに来れたんだという気持ちで一人で興奮状態。さらに興奮は続く、ホテルのロビーはこれまでの大会のリザルトや写真がデコレーションボードに年毎に飾り付けられ、また、大きな柱には歴代優勝者の写真がいっぱい!私の部屋の近くにはRESSルームがあり機材のセッティングをスタッフが忙しそうにおこなっていた。もうXTERRAが始まっているのを実感した。スタップTシャツを着たメンバが皆愛想よく挨拶してくれた。
次の朝早めに起き、水着を持ってランニングに出かけたところ、偶然にもランコースを発見、ラッキーだ!
すでにコースマーキングが済んでおり、ランコースの最後のビーチと海岸付近の岩場のチェックができた。
コース上で数人の選手とすれ違うと皆「Good Morning!」と声をかけてくれる。気持ちが高ぶる!ランが終わってビーチで水着になり、海へ飛び込む。うわさには聞いていたがマウイの海はすばらしい透明度!小さな珊瑚礁と岩場の影に魚が群れをなして泳いでいる。調子にのってさらに岩場にちかくを泳いでいると「うつぼ」が頭を出したり引いたり、少し慌てて遠ざかろうと平泳ぎしたら足がつってしまった(泣)スイムの練習ではなくバカンス気分だ。透明度をもっと味わいたくて次の日はクリアレンズのゴーグルで泳いでしまった始末(笑)
その日の午後バイクコースの試走に出かけた。ホテルを出るところで太朗さんと会った。「全体的にガレているのでとにかくゆっくり走ってみて」とのアドバイスをもらった。一般道からコースに入るところでチェックポイントがあり、バイクゼッケンをチェックされた。感じのいい女性スタッフが「Good
luck!」と笑顔で送り出してくれた。すごくいい気持ち。コースはランコースを一部使ってはいるもののそのタフさを十分チェックできた。
コースには選手も数名見受けられた。真剣にガレ場をチェックしている強そうな選手、コース上でパンク修理方法
をディスカッションしている南米系の選手集団、みな挨拶は笑顔で「Hi」だ。気持ちいい!試走が終わり、チェックポイントの女性に終わりを告げるといきなり大きな声で「Good
job!」、すごくうれしかった。私も日本から初めて来たなどと下手な英語で自分から話かける始末(笑)
レース前日、ランコースとは違う方向を1時間程度ランニングした。海岸線の道路にはカヤックスクールに集う人やジョギングを楽しむ近所の人々がすれ違い様にみな笑顔で「Good Morning!」と挨拶してくれる。 すがすがしい気持ちだ。調子に乗って走りすぎに気をつけながらランニングを終えクールダウンはビーチでスイム。 他の日本人から沖のブイ近辺で「海がめ」を見たとの情報があったため沖まで行ってみたが目撃することができずに
残念だった。
前日に行われるTRAILRANの応援をするために、急いでシャワーを浴び会場へ向かった。このレースの5Kの前年2位の小島さんはすでに興奮気味、勢い良くスタートしていった。会場は前日にも関わらずもうXTERRA全開!明日が待ちどうしい。会場の雰囲気に酔いしれていると2Kのトップがゴール、小島さんは今年も2位、すごい快挙だ。よく調べてンると出場費も25ドル程度で参加賞のTシャツもカッコよく、1時間程度ランニングした私にとっては残念でたまらない。早く誰か教えてよって感じ!XTERRA MAUIを最大限に楽しむ方法かもしれない。来年、もし来れたら絶対出てやるぞと心に誓った。
レース前日のすばらしい夕日がスイム会場の沖に沈み、空がオレンジ色に染まるころ競技説明会が開催された。場所を変えレース当日ドラマが繰り広げられるゴールゲート付近の芝生の広い敷地で「Night of Champions Dinner」が開催され、XTERRAが開催される各国の紹介やトッププロの紹介など会場は終始なごやから雰囲気に包まれていた。その夜はお酒を控えて早くベッドに入りぐっすり眠れる事を誰もが思ったはず,,, ついにレース当日がやってきた。目覚ましよりも早く目覚め軽くストレッチ、私の今回のマウイの目標は、できる限り日本でレースに望む状態を作る事、それは幸いにもレースが終了するまで実現できた。 透明度が高く泳ぐ魚を見る事のできたスイム、やばいと思ったらすべて下車し途中でかわいい女性のパンク修理をヘルプしたバイク、ガレ場・ブッシュ・ビーチ・岩場とバリエーションに飛んだラン。コース上のほとんどのスタッフが「Good job!」と応援してくれる。モチベーションが下がる事などまったくなく苦しく辛かったが満足のいくレースができた。 XTERRAを楽しむためには備えが必要、それはいいタイムを出すとかではない、自分が納得できるレース展開のできる事。トラブルが起きても対応次第では楽しみに変える事ができる。経験した事のない世界は不安が付きまとうがそれが楽しみに変わるときXTERRAを満喫できるのだ。また、すばらしいロケーションとすばらしい大会の雰囲気、スタッフに恵まれたならどの大会であっても可能性はあるはず。私はそれが今回マウイで実現できた。それを知った以上はそのすばらしさを知らない誰かに伝えたい。 また、丸沼もすばらしい。アワードパーティで毎年知り合いができ、8月末が楽しみなる。参加した誰もが丸沼は「国内では最高」だと口を揃える。その大会を経てマウイへ行けた今年は私にとって生涯忘れる事のできない年となった。 最後に私のまわりの全ての人に感謝したい。事実、マウイが決まってからマウイがきっかけで多くの人とも出あった。その人々の協力と力添えがあったからそこ楽しめ完走できたと思う。本当にありがとう!